お店で迷惑行為をすると、出禁を言い渡されるのは当たり前のことです。お酒が入るとつい騒がしくなってしまうものですが、他のお客様の迷惑にならないようにするのがマナーです。今回は居酒屋で好き放題した迷惑客のまさかの行動に驚いた経験のある筆者の知人、Rさんのお話です。
出禁にしたはずなのに
その数か月後。いつものようにランチタイムに働いていたRさんは1本の電話を受けました。
「あのー、ランチタイムに宴会できますか?」
Rさんのお店はたまにお昼の時間も大きな座敷限定で宴会の予約も受けていたので、店長に確認を取って可能であることを伝えました。
「お名前をお伺いしてよろしいですか?」
「株式会社〇〇です」
「えっ!?」
それは間違いなく、数か月前に出禁を言い渡した団体客でした。
「申し訳ございません、ご予約をお受けすることはできません」
そう伝えると、まさかの返事が返ってきました。
「えー、夜はダメでも昼ならいいだろ?」
Rさんは店長に電話を代わりました。そして店長は当然ながら「昼もダメです」と断ったそうです。
なぜ夜がダメでも昼ならいいかと思ったんでしょうね。その神経がわかりません。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。