お店で迷惑行為をすると、出禁を言い渡されるのは当たり前のことです。お酒が入るとつい騒がしくなってしまうものですが、他のお客様の迷惑にならないようにするのがマナーです。今回は居酒屋で好き放題した迷惑客のまさかの行動に驚いた経験のある筆者の知人、Rさんのお話です。
団体客の予約が入って……
当時Rさんがランチタイムにパートで働いていた飲食店は、夜は居酒屋として営業していました。
ランチメニューがお手頃で美味しいのでいつも賑わっているお店で、Rさんは毎日忙しく働いていました。
Rさんの働きぶりを見込んだ店長から頼まれて、たまに夜の居酒屋の営業を手伝うこともしばしば。
「Rさんごめん! 明日の夜も手伝ってもらえるかな? 20名の予約入っちゃって」
「はーい、わかりました!」
そして翌日、Rさんはとある会社の団体客の宴会があるため夜に出勤することになりました。
迷惑な団体客
「店長ちょっといいですか、あの団体のお客様が……」
団体客の宴会の接客をしていたRさんと学生バイトたちは、へとへとになって店長に直訴しました。
何故かというと、その団体客の振る舞いが迷惑極まりなかったからです。
勝手にカラオケセットを持ち込んで大音量で歌い始めたり、無断でシャンパンを持ち込んで開けるのに失敗し、そこら中にぶちまけたりとやりたい放題。
うるさいと他のお客様から苦情が来て、謝るのもRさんたちであるため、宴会が終わるころにはスタッフが皆疲れ果ててしまいました。
「みんな悪かった、もう出禁にするよ」
店長自らお会計の際に、その団体客の代表者にきっぱりと「次回からご来店はご遠慮ください」と出禁を言い渡しました。