筆者の知人A子は、娘のピアノ発表会でママ友とまさかのトラブルが発生!
その理由は何だったのでしょうか? A子から話を聞きました。
花束1つで壊れた友情? ピアノ発表会の衝撃の結末
A子の6歳の娘とママ友の娘は、幼稚園のころから同じピアノ教室に通っていました。
そして今年、2人は初めて揃って発表会に出場することになったのです。
A子は、娘の大好きなピンクの花束を準備し、母や親戚も応援にきてくれることを楽しみにしていました。
一方、ママ友も娘の好きなピンク色で豪華な花束を花屋に注文していたようです。
発表会当日、会場には色とりどりの花束が揃い、華やかな雰囲気に包まれていました。演奏が終わり、子どもたちはもらった花束を手に集合写真を撮影。
その姿にA子は微笑み、楽しい一日が無事終わったと思っていました。
ところが、発表会の後から、ママ友が突然A子を避けるようになったのです。
「私、何か気に障ることでもしたのかな?」
心配になったA子は、共通の友人に相談しました。
花束の豪華さが引き起こした予想外の不満
友人から聞かされたのは、思いも寄らない事実。
なんと、ママ友が不満に感じていたのは、発表会での花束のことだったのです。
「実はね、A子のお母さんが持ってきた花束がすごく豪華だったのよ」
と友人が明かしました。
「しかも親戚の方もいくつか花束を持参していたから、あなたの娘ちゃんが目立っちゃったみたい。それが彼女は気に入らなかったようなの。」
A子は驚きました。
なぜなら、花束は娘を祝うために準備したもので、誰かを不快にさせるつもりはなかったからです。
そんなことで? と驚くA子の気持ち
A子は「花束1つで、こんなことになるのか?」と少し戸惑いました。
母も親戚も、純粋に娘を祝う気持ちで準備しただけで、誰かを不快にさせる意図などなかったからです。
それでもママ友が不満に思っていたことを知り、複雑な気持ちになりました。
それでも、A子は自分も家族も悪意がないと確信している以上、無理に関係を修復する必要はないと判断。冷静に距離を置くことにしたのです。
ママ友の気持ちも理解できるが……
A子も、ママ友が娘のために特別な花束を用意した気持ちは理解していました。
私も周りの子と花束の数を合わせるなど、配慮した方がよかったかな、と少し反省しましたが、「他の子の花束が目立ったから」という理由だけで態度を変えるのは、大人げないと感じざるを得ませんでした。
しばらくして、ママ友はA子を無視してしまったことを謝罪してきたそうです。
A子が冷静に対応したことで、ママ友も自分の行動を見直したのかもしれませんね。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。