便利に感じることも多々ありますが、あまり知りたくないことまで知ってしまい悩むケースも多いようで……。筆者の知人A子から聞いたお話をどうぞ。
これは、Instagramで繋がっていた友人B美と疎遠になったお話です。
私が学生時代のころからSNSが普及して、社会人となった今ではいろいろなアプリで友人と繋がるようになりました。
ストーリーや投稿で気軽に自分のことを発信したり相手の状況を知ることができたりと、基本的にSNSは便利なことばかり。
でも、使い続けていくと同時に、友人の見たくなかった裏の顔まで見えることが苦痛になることもありました……。
病み系投稿
「あ~私なんていらないのね」
「はあ、消えてなくなりたい」
「もう信じられる人いないかも」
特に、B美は病み系投稿の常習犯。
24時間で消えるストーリーを1日に何度も投稿しては、真っ黒の背景にマイナスな言葉を小さく載せたり、長文で誰かの悪口を吐いたりするのです。
そしてしばらくして何かあったのか投稿を消して『みんなありがとう、私幸せ♡』とか投稿する、俗に言う【かまってちゃん】でした。
直接会っているときにはとても元気でポジティブなB美だからこそ、SNSを通じて知った心の闇には驚かされました。
また、ときには『もしかして私のこと?』と勘づくような悪口も私も見えるストーリーで投稿するB美。
でも、会うと『A子大好き~♡』と甘えてくるので、どちらが本当のB美なのか分からず混乱することもありました。
かまってちゃん
でも、『もう消えたい』『いなくなりたい』とマイナスな投稿ばかりあがると、さすがに心配になって何度かDMしていた私。
『実はこれに悩んでいるの』などB美の心の闇を打ち明けてもらえれば、少しでも助けられるのではないかと思っていたのですが……。
「別に何でもない」
「A子には関係ないでしょ」
「話を聞いてほしいわけじゃないから」
毎回こちらが心配してDMを送るたびに、B美からは冷たい態度をとられてばかりだったのです。
それが続いたので『結局いくら親身になって心配しても、その想いを踏みにじる人なのね』と思うようになり、フォローを解除した私。
その後、B美とも疎遠になりました。
その結果
それからはマイナスな投稿を目にすることもなくなり、気持ちも穏やかになった私。
共通の友人もすでに何人かB美と疎遠になっているそうで、孤独が辛いのかB美のストーリーはますます荒れているそうです。
悪気があるわけではないのでしょうが、今回の件で『自分が見たくないものは無理して関わる必要はない』と思えるようになりました。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。