今回は『娘さんの反抗期にずっと悩んでいた』という筆者の知人から聞いた、反抗期についてのびっくりエピソードをご紹介します。
反抗期の娘
当時、中3の娘は絶賛反抗期でした。
『ご飯食べているときくらいスマホから目を離したら?』と私がなるべく優しい口調で伝えるだけでブチギレモードの娘。
「スマホ見ながらご飯食べてもいいでしょ」
「お母さんいちいち口うるさい」
「ウザい、もう話しかけないで」
厳しい言葉でピシャリと心の扉を閉められてしまうので、どうすればいいのか分からず困っていました。
でも、周りのママ友に聞くと、
「うちの子も反抗期で困っているよ」
との声ばかり。
『反抗期なら仕方ないよね』と若干諦めつつ、娘となるべく険悪なムードにならないよう努めていたのです。
癒し
娘のことで悩むことも多々ありましたが、同時に仕事でも管理職についているということもあってか、かなり多忙だった私。
家でも職場でもなかなかホッと一息つける暇がなく、目まぐるしい毎日を送っていました。
そんな私にとって唯一の癒しともいえるのが、推しの存在。
「今日もかわいいなあ♡」
「トークがんばっていてえらい!」
私の推しは20代の女性アイドルグループ。
家事が一通り終わった夜、アイドルのMVやYouTubeを見る時間が至福でした。
まさかの!?
あるとき、いつものようにアイドルの好きなMVを見ていると、自室に籠っていたはずの娘が私のもとに。
「何見ているの?」
と久しぶりに娘から声をかけられ動画を見せると、まさかの反応が!
「え、お母さんも好きなの!?」
「一緒だ、嬉しい♪」
どうやら娘も同じアイドルのファンだったことが発覚したのです!
娘はグッズなども集めているようですが、私に知られてからかわれたら嫌だと思い、隠していたのだとか。
推しが一緒と分かるや否や、娘の態度は激変!
「どの子が推し?」
「あ~かわいいよね、分かる!」
「今度ライブ行こうよ~♪」
まさか、推しのおかげで娘とこんなにも仲良くなれるとは思いもしませんでした……。
現在
今では反抗期もすっかり終わり、一緒にライブにまで行ってくれるようになった娘。
親子関係もすっかり修復できて、推しには感謝の気持ちでいっぱいです♪
【体験者:40代・女性公務員、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。