筆者の友人W子さんの小学5年生になる娘さんも難しい年頃に差し掛かり、ついには親の言葉に無視を決め込むように。
しかし、そこには反抗期ではない理由があって……? まさかの驚きのエピソードをご紹介します。
小学5年生娘が反抗期!?
小学5年生になる娘は難しい年頃に差し掛かり、反抗的な態度が増え、親子喧嘩の絶えない日々を送っていました。
ある頃から、
「宿題やった?」
「週末の予定は?」
「体操服まだ着れそう?」
など普段の何気ない会話に対して、娘が何も返事をしないように。
「返事もしないって、どういうこと!?」
W子は内心ショックを受けます。
とうとう来た!?
「とうとう来たか」
ショックを受けつつもW子は覚悟します。
「何を聞いても無視するのが思春期って本当ね! まさに先輩ママから聞いていた通りだわ!」
生意気だけどいつもおしゃべりでうるさい娘が、とうとう母親の話に反応もせずに無視するように……。
成長の一つかもしれないけれど、複雑な気持ちに。
しかし先輩ママからの「無視されても温かく見守るのが大事」との教えを胸に、W子はぐっと耐えました。
衝撃的な事実が判明
そんな時、娘が風邪をひき小児科を受診しました。
すると診察をした医師から衝撃的な一言が!
「娘さん、ひどい中耳炎です。すぐに耳鼻科へ行ってください。恐らく今までずっと聞こえづらかったはずです」
と診断されたのです。
なんと娘はW子さんの言葉を無視していたわけではなく、単純に中耳炎で聞こえていなかったことが判明!
反抗期からの無視だとすっかり決め込んでいたので、その事実にびっくりしてしまいました。
生意気な口調が復活! でもちょっと嬉しい
耳鼻科で処方された薬を飲んだら、娘の耳の聞こえも復活。
「宿題やった?」
「はあ? うるさいな、やったから!」
「週末の予定は?」
「まだ決まってないし!」
などいつもの生意気な口調も大復活。
「腹が立つけど、無視よりは寂しくないな」
怒ったふりをしながらも、ちょっぴり嬉しいことは娘に内緒です。
【体験者:40代・主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。