被っていたのは……まさかの!?
A子は「おはよう~!」とM美親子に近づきました。そして、S太を見てびっくり! いつもの園の紺色の帽子ではなく、なんと新幹線のイラストが描かれたカラフルな「パンツ」をかぶっていたのです。
どこまでその格好で行くか……
A子親子を見た瞬間、「パンツマンさんじょう! ちきゅうがもえている!」と一丁前にポーズとセリフを決めるS太。もう誰が見てもノリノリでした。A子の息子もゲラゲラと大爆笑。
M美いわく、パンツマンは駐車場までのお約束だったらしいのですが、友だちに笑ってもらえてご満悦のS太は、「先生にも見てもらいたい!」と言いだしてしまいました。最初は「それはダメ」と言っていたM美が根負けし……。
結局、大勢の人にお披露目!
結局、駐車場から園庭を横切り教室に入るまでに、数多くの保護者や先生、子どもたちにパンツを頭にかぶった姿を見られてしまい……。M美はあきれ顔でしたが、途中からなんだか吹っ切れたようでした。「子育ては、ときには諦めることも必要なのかも」と思ったA子でした。
朝からパンツをかぶって登園する子どもを見たら、その微笑ましい光景に周りの保護者や友だちも思わず笑顔になってしまいそうですね。パンツをかぶって登園したとき、先生たちも大爆笑されていたそうです。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。