筆者の知人女性Kに聞いた話です。Kの会社の近くに、美味しいと評判の洋食屋さんがオープンし、よくランチに通っていたK。ところが、そのお店には厄介な常連男性がいました。カレーやハンバーグなど、半分食べた料理にクレームをつけ、もう一皿おかわりを狙っているのでした。Kも何度か目撃して「またか」と呆れていました。しかしある日のクレームについに店長が登場し……

これにお金払うのはどうかな~(チラッ)

悪気はなかったのかもしれませんが、一度文句を言ったら新しい料理を出してもらえたので、味を占めてしまったのかもしれません。その男性が去って、店内は一気に和やかな雰囲気に包まれました。店長は照れくさそうに軽く会釈をして、厨房へと戻り、店員たちも笑顔を取り戻しました。Kも美味しいランチを堪能できて、大満足だったそうです。

行き過ぎたクレームは聞いている側も迷惑ですよね。しかもおかわりを狙っている下心ありありのクレームに何度も遭遇したKもお店も災難でした。今後は素敵なランチタイムになりますように。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2024年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:べにたけ
ltnライター:N.tamayura
長年勤めたブラック企業を退職し、書くことを仕事にするために転職した駆け出しライター。在職中に人間関係の脆さを感じた経験から、同世代に向けて生き方のヒントになるような情報を発信すべく、日々リサーチを続けている。