念願のゲーム機をゲットした息子
A子は、小3の息子から長年せがまれていたゲーム機とゲームソフトをクリスマスにプレゼントしました。使い始める前に息子と相談のうえ、「1日1時間」とルールを設定。しかし、ルールを事前に決めているにもかかわらず、息子は隙さえあればA子に隠れて遊んでいました。「まあ、最初だから仕方ないか」とルールを少々破っても多めに見ていたのですが……。それがよくありませんでした。
ルールを破りまくり……
息子はご飯を食べるときもゲーム機をそばに置き、お風呂から上がってすぐ洗面室でもゲームをするように。さすがにいけないと思ったA子は、ルールを守ることを徹底させました。
数日はルールを守っていた息子。しかし、そのルールを息子はまた早々に破ってしまいました。A子はカーっと頭にきてゲームをしていた息子にブチ切れたのですが、そのタイミングに問題が……。
お説教中もオンラインだった……
なんと、オンラインで友だちとつながっていたのです。普段からオンラインで遊んでいるので友だちの声が聞こえているはずなのですが、頭にきすぎてそんなことはすっかり忘れていたA子。
A子が怒りに任せて怒鳴り散らし終わったとき、息子が「じゃあ、今日はやめるわ、バイバイ」と言い、つながっていることに気付いたのです。
友だちから衝撃の事実が……
オンラインでつながっていた友だちは、普段からA子の自宅にもよく遊びにきていた子でした。A子の怒りが爆発した翌々日くらいに、またいつものように自宅に遊びにきてくれました。
そのとき「俺のパパも同じ部屋にいたから丸聞こえだったよ!」とご丁寧に教えてくれたのです。A子は「穴があったら入りたい……」と思いました。その子のママだったら普段からよく話すのでまだマシだったのですが、パパとはほぼ話したことがなく、落ち着いた真面目そうな方なので余計恥ずかしかったA子でした。
頭に血が上りすぎて、オンラインゲームをしている相手の環境のことまで頭が回らなかったのでしょう。叱らなければならいときは、まずオンラインゲームを終わらせてから、子どもを叱るということを私も徹底したいと思います。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。