“奢り前提”のママ友
A子は子供が同じ保育園に通うママ友Bさんと、月に一度ランチに行く習慣がありました。しかし、毎回のようにBさんは財布を出す素振りもせず、当然のようにA子に奢らせていました。「たまには割り勘にしてほしい」と思いながらも、なかなか言い出せないA子。モヤモヤしつつも、Bさんとの関係を悪くしたくないという気持ちから、ずっと我慢していたのです。
ついに我慢の限界
ある日、特に豪華なランチに誘われたA子は、会計時にまたしてもBさんが当然のように何も出さないことに限界を感じ、「たまには割り勘にしてくれると助かるんだけど……」と意を決して伝えました。Bさんは一瞬驚いた表情を見せましたが、すぐに「そう? A子さんって余裕ありそうだから、気にしなくていいかと思ってた」とさらりと返してきたのです。
思わぬ反応と失礼な一言
A子はBさんの言葉にショックを受けましたが、「余裕があっても、友達なら対等に付き合いたい」と冷静に言い返しました。その一言で気まずい空気が流れましたが、Bさんは渋々自分の分を払うようになりました。A子が払ってくれることに甘えていたのかもしれませんが、その後は少しBさんから距離を置かれるようになりました。A子は、関係が変わったことに寂しさも感じましたが、勇気を出して本音を伝えたことで心の中がスッキリしたのを感じました。今では、新たなママ友との付き合いを楽しんでおり、自分の気持ちを大切にすることの大切さを実感しています。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。