少食な私
私は昔から食が細く、一口も小さめです。
一口が小さく食事に時間がかかるせいもあってか、1人前を食べきる前に満腹になってしまうこともしばしば。
そのため、旦那と一緒に外食しているときは、食べられない分を旦那に手伝ってもらうこともあります。
旦那は決して無理して食べているわけではないのですが、そんな私の食事を姑は気に入らないようです。
姑の嫌味
姑は一緒に食事をしていると、必ず「食べ残しを旦那に食べさせるなんて!」「口が小さくてまるで子どもみたいな食べ方ね!」と私に嫌味を言うのです。
私も姑と食事をするときには、なるべく一口を多めにして早食い大食いを意識しているのですが、それでも食べきれないことも多々。
そのたびに姑は「ほんっと、子どもみたい!」と嫌味を放ちます。
そしてこの日も、姑と義父、旦那、私の4人で外食をすることになり、うどん屋さんへ。
そのお店のうどんはコシがあり、一本一本がとても長かったため、一度にたくさんの量を食べるのが難しく、私は一本ずつすすっていました。
すると姑が悪気はないのでしょうが「また子どもみたいな食べ方して! 本当に大人なの?」と嫌味を言ってきました。
まさかの人物が姑撃退!?
姑が嫌味を言った直後、天然でいつも嫌味にすら気がついていない義父が突然笑い出し「ハッハッハ。○○ちゃん(私の名前)は女の子らしいかわいい食べ方! それに比べて母さんはアナコンダがエサを狩るような早さだ!」と姑の食べ方をアナコンダに比喩したのです。
その言葉に姑は顔を真っ赤にして「誰がアナコンダだ!」と激怒。
しかし義父はなぜ姑が怒っているのかわからない様子で、ゲラゲラ笑い続けます。
旦那も笑い出してしまい、つられて私も笑ってしまいました。
姑はプンプンと怒っていたのですが、それ以降私の食べ方に嫌味を言うことはなくなりました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。