我が家でランチ
ある土曜日の昼間、友人のA子とランチをすることになりました。
A子には子どもが3人いて、私にも2人の子どもがいるため「外食だと落ち着いて話せないかもしれないね。」という話になり、A子が3人の子どもを連れて我が家に遊びに来ることになりました。
子どもたちの要望もあり、お昼ごはんは某ハンバーガー店のハンバーガーをデリバリーすることに。
このデリバリーが、A子の奇行に発展するとは思ってもみませんでした。
おまけ付きの商品
子どもたち5人は、ハンバーガーを頼むとおまけのおもちゃが付いてくる商品を選びました。
このおまけのおもちゃは、デリバリーの際も店頭で買う際もランダムに配られ、どのおまけが当たるかは開封してからのお楽しみといったスタイルです。
当然、狙っていたおまけ以外が配られることもあります。
この日、配達員さんがハンバーガーと一緒に届けてくれたおまけのおもちゃを開封すると、5人分のおまけのおもちゃはすべて同じ物でした。
私は「そんなこともあるよね。」と思ったのですが……。
ママ友の奇行
A子が突然ハンバーガー店に電話をかけはじめたのです。
「5個全部同じおもちゃってどういうことですか! 子どもが可哀そうでしょうが! いますぐほかのおもちゃを持ってきてください。」と、ランダムで配布されるおまけにクレームをつけたうえに、再配達を依頼していました。
A子の行動に私が呆気に取られていると、A子はさらに驚く言葉を放ちました。
「自分の家だと、クレーマーだと思われるから文句言えないけど、〇〇(私の名前)の家だから思いっきり言えてスッキリ♡」
子どものためと思ったのかもしれませんが、A子の奇行にはドン引きしましたし、私の家ならクレーマーだと思われてもいいという考えにゾッとしました。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。