同僚と旅行へ
私は旅行好きな独身の会社員です。独り身で家族のスケジュールに合わせる必要がないため、身動きが取りやすく、普段からわりとフットワーク軽めにあちこちへ旅に出ます。
幸い旅行好きの友人も数人いて、彼女たちと旅行するケースが多いのですが、あるときさほど仲良くない同僚A子と話していると、A子も旅行好きだということが分かりました。
A子との旅行話は盛り上がり、これまでほとんどプライベートな話をしたことがなかった私たちですが、2人でグアム旅行に行くことにしました。
実はこの旅行が、人生最大の『楽しめない旅行』になってしまったのです。
グアム旅行
当日までグアム旅行を楽しみにしていた私。
本やインターネットでローカルフードや街中のカフェ、居酒屋など調べて、食べたいものや行きたいお店をたくさんピックアップしていました。
しかし、現地でA子はそのいずれも拒否。
そのとき初めて分かったのですが、A子は高級志向で、海外旅行ではホテルでの高級なディナーしか食べたくないという考えを持っていたのです。
A子の主張は頑固だったため、私がA子に合わせる形でホテルディナーばかりになっていたのですが、それよりもさらにモヤモヤする出来事が続いたのです。
金銭感覚の違い
私がモヤモヤした原因は、食事などの支払い。
たとえば1回の食事の会計が1万5千円だった場合、普通に割り勘すると一人7500円ですよね。
しかし、ピッタリ持ち合わせておらず、一旦8千円や1万円を出すとします。するとA子はそのお釣りを全部自分のお財布にしまうのです。
毎回の会計でお釣りをごまかされると、それなりの金額になります。結局私も言い出せず、会計のたびにもやっとしてしまい、旅行をまったく楽しめませんでした。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。