ジムのトレーナーが利用者に対して“少しだけ困っていること”
私はとある大手チェーンのスポーツジムで、トレーナーとして働いています。また、スイミングコーチの資格も持っているので、併設されているプールで行うトレーニングのコーチを担当することも。
一緒に働く同僚だけでなく、利用者の方々もいい人ばかりで、とてもいい環境で働けていると思っています。そんな私が、職場で少しだけ困っていることがあるのです。
それは「ママさんたちの井戸端会議」。もちろん、スポーツジムで友人や地域の人たちとコミュニケーションをとるのはとてもいいことだと思います。
しかし、たまに「お願いだから、場所を移動して親睦を深めて!」と思ってしまうことがあるのです……!
「お願いだから、そこで話し込むのはやめて!」と思ってしまう時とは?
たとえば「プール」。うちのジムのプールは全部で4レーンあり、1つのレーンはプールを使ったトレーニングを行なっています。
残りの3レーンは利用者が自由に泳いでいいことになっているのですが、そのうちの1つのレーンに、複数のママさんたちが泳がずに井戸端会議をしている時が度々あるのです。
私や他の従業員が「泳がない時はプールから出てくださいね」と声をかけると、話すのをやめて渋々泳ぎ出すのですが、しばらくするとまた、プールに浸かりながら井戸端会議を再開するので、きりがありません。
ママさんたちがお喋りをしている間、プールで泳ぎたい他の利用者は、残りの2レーンで泳ぐことになるため、利用者が多い時には渋滞してしまうのです。
他にも、トレーニングマシンに座りながらお喋りしたり、マシンに私物を置いて「場所とり」をした挙句、廊下で話し込む人たちもいます(※そもそもマシンの場所取りを禁止しているスポーツジムもあります)。
交流を深めてもらうのはいいのですが、そういった行為は、他の利用者とのトラブルにもなりかねません。「みんなで使う場所」というのを忘れず、ジムでのトレーニングを楽しんでほしいと願っています。
【体験者:30代・女性・ジムトレーナー、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。