さまざまなSNSで世界中いろいろな人と繋がることができるようになった現代。
便利に感じるときも多々ありますが、一歩間違えるととんでもない犯罪に巻き込まれてしまう可能性も。
今回は筆者の知人から聞いた、娘を通じて知った怖いSNSの闇についてのお話です。

SNSに夢中の娘

これは、本当にゾッとした出来事です。

最近、中学3年生の娘がもっぱら夢中になっているのはSNS。

15歳の誕生日にスマホをプレゼントしてからというものの、お風呂に入るときもトイレに行くときもスマホを手放さないようになりました。

「みんなとようやく連絡とり合えるのが嬉しいの」
「SNS面白くてずっと見ちゃう」

そう娘は楽しそうに話してくれますが『このままスマホ依存症にならないか』と心配していた私と夫。

一応スマホを渡してすぐに『1日3時間まで』などスマホのルールは作ったものの、娘は私たちの目を盗んではスマホをいじるようになり、いつしか何も言わなくなっていたのです。

友達からのサプライズ

そんなある日の夜、いつもよりハイテンションの娘からこんな話が。

「週末友達とライブに行ってくるね♪」
「サプライズしてくれたの!」

はじめは『気をつけて行ってくるのよ~』とだけ伝えたのですが、初めて聞いた友達の名前に何だかモヤモヤした私。

未だはしゃいでいる娘に、
「チケット代とかどうしたの?」
と尋ねると……。

SNSの闇

「友達が交通費も全部払ってくれるって」
「お金持ちらしい(笑)」
「SNSで仲良くなったの」

それを聞いて、何だか怪しいと思った私。

夫と一緒にSNSのアカウントを見せてもらい、過去の投稿を遡ってみた結果、明らかに娘と同じ女子中学生ではないと発覚したのです!

「3年前、仕事の話をしているよ」
「多分これ男性でしょ」
「絶対中学生でも女の子でもないぞ!」

危機一髪

その後、娘のアカウントから『母親です』『娘が心配なので念の為どの中学校に通っているのか教えてください』と連絡すると、案の定ブロックされてしまいました。

娘はショックを受けていましたが『SNSには子どもを狙った犯罪もあるので重々注意すべき』と親子で学んだ出来事となりました。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。