これは、筆者の話です。私は子どもの頃、母親の厳格な完璧主義に悩まされていました。大人になった今でもその影響を感じ、ようやく本音を伝えたエピソードです。
母と向き合う決心
ある日、母と久しぶりに食事をする機会があり、私は勇気を出して「小さい頃から褒めてもらいたかったのに、ずっと厳しい言葉ばかりでつらかった」と伝えることにしました。母は少し驚いた様子で、「私があなたを傷つけていたなんて……。」と涙ぐみながら、実は私の将来を心配するあまり、厳しくしてしまっていたと語りました。
心が軽くなった瞬間
私は母の思いを知り、少しずつ母に対するわだかまりが薄れていきました。それでも、自分を責める気持ちは完全には消えないものの、母との会話を通じて「自分は自分でいいんだ」と思えるようになったのです。
私は、自分の気持ちを母に伝えたことで、少しだけ心が軽くなりました。親の影響から解放され、自分らしく生きる一歩を踏み出せたのです。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。