しかし大人になると悲しいことに、色々な思惑から誰かに謝罪を代わってもらおうとする不届き者がいるんです!
筆者が実際に「身代わり謝罪」を頼まれた仰天エピソードをご紹介します。
「身代わりになって」友人から驚きの依頼
友人E子は婚活に励んでおり、努力の甲斐あって結婚を前提に交際する彼氏ができたとのこと。
幸せいっぱいにのろけ話をするE子を、私も応援していました。
そんなある日。E子から「お願い! 助けてほしい」と涙声で連絡が。
慌てて話を聞くと
「彼から借りたiPadを失くしてしまったの。彼の仕事の情報や個人情報がたくさん入っているの。彼に怒られるかもしれない。ねえお願い。あなたが私から借りて失くしてしまった、ということにしてもらえない? 一生恩に着るから!」
という呆れた頼みだったのです。
「お願い。1万、いや5万払うから!」
金額の提示までされて、正直ドン引きしてしまいました。
あまりの非常識さにブチギレ!
個人情報の入ったiPadを失くした上に人のせいにしようと泣きつき、さらに微妙な金額の取引まで。
今までは友人だと思っていたけれど、「この子やばいかも」と、私は引いてしまいました。
友人にそういうことをお願いするのも失礼だし、何より結婚を考えている相手に対して平気でそんな嘘をつこうとする神経が理解できません。
丁重にE子の依頼をお断りしましたが
「このままじゃ彼にふられちゃう、助けて。友人でしょ? 私どうしても結婚したいの」
とすがるE子。私は
「本当のことも言えない相手とお付き合いしてもしょうがなくない?」
と返しました。
私の助言に友人は!?!
「結婚まで真剣に考えてるなら、なおさら正直に話して謝ったほうがいいよ」
と友人のためを思い伝えましたが、その気持ちは伝わらなかったよう。
「助けてくれないなら、もういい」
とE子は最後まで不満げでした。
その一件以降E子には会っていませんが、結局その彼とはうまくいかなかったと風の便りに聞きました。
E子も反省して、次は正直に向き合える交際ができるようにと願っています。
【体験者:30代・会社員、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。