最近SNSなどでパーソナルカラー診断や骨格診断が流行してますよね。診断結果によって似合う服やメイクがわかるので、参考にしている人も多いのではないでしょうか。今回はそんなパーソナルカラー診断が原因で意外なママ友トラブルに巻き込まれた経験のある筆者の知人、Tさんのお話です。
パーソナルカラーを聞かれて
Tさんは小学生の子供のいるママで、子供の小学校で知り合った数人のママ友と親しくしていました。
ドラマにあるようなママ友同士のマウンティングなどはなく、いたって平和なママ友づきあいですが、たった1人だけ少し気の強いママ友がいました。
そのママ友はママ友グループのリーダー格で、ママ友同士が集まると決まってそのママ友が仕切っていました。
そんなある日、Tさんはそのリーダー格のママ友からこんな質問をされました。
「Tさんって色が白いね。パーソナルカラーは何?」
パーソナルカラーとは人の髪や瞳、肌の色と雰囲気が調和する色、つまり似合う色のことで、パーソナルカラーに合った色を身に着けると顔色が良く見えたり、肌の透明感が増したりすると言われています。
パーソナルカラーは肌の色が黄み寄りのイエローベース(イエベ)、青み寄りのブルーベース(ブルべ)の2種類で、彩度や明度を軸に季節の色に例えて分類すると、春・夏・秋・冬の4つのタイプに分かれます。
イエベは春・秋タイプ、ブルべは夏・冬に分けられるため、イエベ春、ブルべ冬といった言い方をすることが多いです。
あくまでどのような色が似合うかを判定するために使われるもので、どのパーソナルカラーに当てはまったから良い、悪いというものではありません。
「あー、1回診断受けにいったことあるよ。ブルべ冬だって」
「……ふーん、そうなんだ」
ママ友は急に不機嫌そうに黙り込み、Tさんから離れて行きました。
無視された理由とは
なぜかTさんはその日から、リーダー格のママ友に無視をされるようになってしまいました。
「なんでだろ…… 私何かしたかな」
ママ友みんなで集まっている時は普通なのに、2人になると挨拶をしても無視されます。Tさんはどうしても思い当たることがないので思い悩んでいました。