モラ気質の夫、子供には優しいのだけど──。旦那さんの心無い言動に、日々悩んでいた筆者の友人、A子。ところが、あることをきっかけに問題が解決したのだとか。今回はそのときのエピソードを話してくれました。
「パパ! 女の子はみんなプリンセスなんだよ! 大切にしてあげなくちゃいけないんだよ。お怪我したら、ヨシヨシするの。王子さまはプリンセスを守るんだよ!」
息子の思いもよらない言葉に、私たち夫婦はびっくり。
男の扱い、幼稚園児に負けた……?
「……そうだよな。ごめんな。A子、大丈夫か? 心配する前に怒鳴ったりして、悪かった」
私は耳を疑いました。あの夫が、私に謝るだなんて。
そのことがあってから、夫は私に優しくなり、気にかけてくれるように。
息子の純粋な優しさを目の当たりにして、自分の言動が恥ずかしくなった、また、自分のせいで息子の優しい性格を変えたくない、とのことでした。
驚きながらも、私を庇ってくれた息子にも、考えを改めてくれた夫にも感謝と愛情を感じました。
ところで息子は「女の子はプリンセス」なんていつから言えるようになったのでしょう?
あとから分かったのですが、どうやら幼稚園で同じクラスの女の子から、お姫様ごっこで遊ぶ際に、仕込まれていたようでした。
その女の子に陰ながら感謝しつつも、私よりも幼稚園児のほうが男の扱いが上手かったのかと、ちょっぴり複雑な気持ちになってしまいました。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。