混雑した飲食店で……
先日高校生の娘と一緒に飲食店に行ったときのことです。私と娘は4名がけのボックス席に通されました。
料理の注文も終わり待っていると、店内はちょうどランチタイムでどんどん混んできていて、席が空くのを待っている人も増えてきました。
次に待っていたのは小さい子ども連れの4人家族で、「お腹空いたまだ?」とぐずりだす子どもたち。お腹の空いた小さい子どもがいると飲食店での待ち時間はたいへんです。
私にも昔同じような経験があったので気持ちはよくわかります。そのとき、ちょうど私たちの座っていた隣の2名席が空いたのです。
お節介おばさん発動!
まだ料理も来ていないし、私はとっさに「よかったら私たちが席を移動するのでこちらにどうぞ」と子ども連れの4人家族に席を譲って、空いた2名席と席を交代しようとしたのです。
もちろん、お店の方にも声をかけて席を移動するつもりで、テーブルを片付けていた店員さんを呼んで事情を説明し席を移動しようとしました。
すると、店員さんから「申し訳ありませんが、移動はご遠慮いただけますか?」と思わぬ言葉が……。
私の取ろうとした行動に、「いいんですか? ありがとうございます」と喜んでくれた4人家族と私は一瞬にして固まってしまいました。
余計なお世話には要注意
最近の飲食店は、タブレットを用いて注文するところも多く、席に設置しているタブレットから既に注文を済ませていたので、途中での席の移動は注文や伝票がややこしくて迷惑になることもあるそうです。
一緒にいた高校生の娘にも、「お願いだから余計なことはやめて」と怒られてしまいました。
良かれと思ってしたことが、お店の迷惑になったり混乱を招くこともあるのですね。勝手な行動をとる前に、先に店員さんに事情を話して席を移動しても大丈夫かしっかり確認するべきだったと反省。
ついつい出てしまうお節介には気を付けないといけないと思った出来事でした。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。