どんなに仲のいい夫婦でも、子どもがいて日常生活に追われていると、倦怠期を迎えて男女の仲からは遠のいてしまう場合もありますよね。しかし、一言で倦怠期と言っても、そこには複雑な感情が潜んでいるようです。今回は友人から話を聞きました。

友達のような関係

私は小学生の息子2人を育てる主婦です。夫とは恋愛結婚ですが、今ではなかなか夫婦だけの時間を取ることもできません。
決して仲が悪いわけではありませんが、日々のバタバタした生活の中で、もはや男女の仲というよりも友達のような関係になりつつあります。

気付けば夫とは、子どもの世話や家事分担について話すことばかり。たまに夫婦だけの時間を作ろうと試みても、子どもの世話や仕事の都合で頓挫することがほとんどです。

10周年に合わせてディナーを計画したものの……

このままでは、子どもたちが巣立った後、私たち夫婦は一体どうなるのだろう……熟年離婚? それとも、会話もない無関心な関係? と危機感を感じていた私。

今年は結婚10年目ということもあり、2人でお祝いしたいと夫に提案することにしました。
夫に記念日ディナーを提案すると、案の定「めんどくさくない?」という反応。しかし、ここで引き下がることはできません。なんとか説得して、雑誌で見て行きたいと思っていたホテルのディナーを予約してもらいました。

夫の態度にモヤモヤ

当日、私は久しぶりに気合いを入れておしゃれやメイクをしました。
しかし、待ち合わせ場所に現れた夫はというと、Tシャツにジーンズ、そして古びたスニーカーという格好!
本人は「今日は社内作業の日だったからさ~」と気にしていない様子でしたが、「ホテルなのにそのスニーカーはさすがにどうなの?」と、私の心は早くもモヤモヤし始めました。

さらに、食事中も夫はスマホをいじったり、マナー違反ばかり。
挙句の果てに財布を忘れ「ママ~ちょっと払っといてくれない?」と“ママ”呼び!