友人A子の息子Hくん(当時2歳)の話です。
転勤辞令が出て、隣県に引っ越ししました。前の社宅で仲の良かったG子が、A子たちの引っ越し翌朝から子守りがてら手伝いに来てくれた際のお話です。

バイバイと手を振る息子

見送るA子と姑に「バイバイ」と手を振り、うれしそうに車に乗るH。
本当に隣県にある旧宅の方へ帰っていきました。

翌日、G子の家に一泊した後、HはG子に連れられて新しい家に帰ってきましたが、泣きもせず、終始ご機嫌だったとのこと。

実は、旧宅でもあるG子の家では、G子の車から手を振りながら降りてきたHに、前日見送ったばかりの子供たちやママ友は大騒ぎになったそうで、2歳にして一人で外泊できる子だと褒められご満悦だったようです。

しかし、家財道具もなく、誰もいなくなった部屋をみて、引っ越したことを実感したのか、それ以来「おうちに帰る!」と駄々をこねることはなくなりました。
ようやく引っ越しが完了した出来事です。

【体験者:50代・会社員女性、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。