心のダメージは目に見えにくい分、たとえ本人でも正確に把握するのは難しいものです。大丈夫だと思っていても、いつのまにか追い詰められていることも少なくありません。今回は筆者の友人が経験したエピソードをお届けします。

「うつは心の風邪と同じ。薬が上手く効いて元気になる人もいれば、あたたかくして寝ないと治らない人もいる。自分以外の誰かが大丈夫だったからと言って、自分も大丈夫なわけではない」

これまでそんな風に考えたことがなかった私は、その言葉でやっと肩の荷をおろすことができました。

それから半年ほど休職して心身ともにゆっくりと休み、今は時短勤務で少しずつ働いています。
目に見えないことはどうしても蔑ろにしがちですが、皆さんも身体だけではなく心も労わってあげてくださいね。

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。