妊娠・出産経験のある人の中には、授乳中に乳腺炎を発症してつらい思いをした人もいるのではないでしょうか。
実は乳腺炎は授乳中ではない人も発症することがあるようです。
これは筆者知人のAさんの体験談です。

医師から告げられた思いもよらない病名

婦人科を受診しエコー検査、血液検査などを受けました。

医師から告げられた病名は「乳腺炎」。

妊娠・出産をしたことがなく、授乳経験もない私は思いもよらない病名に驚きました。

乳腺炎は主に授乳期の女性が発症する病気と聞いたことがありましたが、過度なストレスや疲労から授乳していない女性や男性も発症することがあるそうです。

適切な治療をしないで重症化すると乳房に膿がたまり、切開して出さなければならないと先生から言われました。

私は重症化の一歩手前だったそうです。

切開をまぬがれた安堵と、もっと早く受診すれば良かったという後悔で複雑な思いでした。

自分の体を大切にしよう

私は抗生剤と解熱剤を飲み安静にしていたら、数日で症状が無くなりました。

この時から心身の疲れがたまるたびに乳腺炎を繰り返すようになってしまったので、負担が少ない部署に異動することに。

異動してから乳腺炎の再発はありません。

私は自分が乳房の病気を発症することなど考えたことがありませんでした。

この体験をきっかけに自分の体にもっと関心を持ち大切にしようと考え、定期的に乳がん検診を受けるようになりました。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。