決別
どうやら義妹はお墓のことなど任されたくなかったのでしょう。
それでも、今までさんざんいびられてきた私は「結構です。後継ぎが産めないことが嫁失格なら、私はいつでも離婚しますよ。」と応戦してやりました。
しかし、この状況で黙っていなかったのは夫。
「母さんも、Nさんもおかしいよ! 同じ女性なのに、そういうこと言うなんて信じられない! 俺はK美のことが大切だから、もう付き合いたくない!」と激怒。
今までのこともあって、夫は義実家との絶縁を宣言してくれたのです。
心穏やかな日々
私はその後、無事に治療を終えて、現在は経過観察中ですが体調は良好です。
夫は私の体調を考えて、在宅勤務ができる仕事に転職してくれたため、安心して生活することができています。
夫のところには、義母から連絡があるそうですが、一切対応していません。
何か気に入らないことがあったのかもしれませんが、あそこまで言われる筋合いはないので、今後もお付き合いをすることはないと思います。
【体験者:40代女性・主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。