自分の都合をゴリ押ししても、受験の神様はすべてお見通し? PTAの役員決めは誰もがちょっぴり気が重いもの。今回は筆者の友人U子が経験した、PTA役員決めで起きた出来事とその驚きの結末エピソードをお届けします。
PTA役員は無理! 声高に主張するお受験ママ
長女が通う幼稚園では、年長時には必ず役員を引き受ける決まりがありました。しかし小学校受験をする数人のママが「受験で忙しいのでPTA役員は無理!」と拒否、役員の押し付け合いが発生したのです。
「年長の親は役員を引き受ける決まりになっているはず」
「そんなこと言っても、バザーの日と受験の日が丸かぶりなんですよ? うちの子が落ちたら責任取ってくれますか? 年少の頃から準備してきてるんですよ」
一歩も引かないお受験ママたちの迫力に、周りもざわつきます。
お人よしのママが場を収める
なんとも言えないピリついた空気の中、人の良いA子さんが「みんな事情があって大変だから、私やります」と切り出し、一番大変なPTA会長を引き受けてくれることに。
「A子さんがやるって言うなら、私も手伝おうかな」
A子さんはとても思いやりがあり人望の厚いママで、A子さんを助けたいと思うママ友たちが他の役員を引き受けることになり、話し合いは一気にスムーズに。
結局、役員拒否を宣言したお受験ママたちは、自分たちの意見が通ることになり、とっても満足げな顔をしていました。