タクシーをひんぱんに利用する私
私はお酒を飲むことが趣味で、帰りが遅くなることもあるのでひんぱんにタクシーを利用します。
タクシーでの移動中は、運転手さんの性格にもよりますが、わりと会話をしながら時間を過ごすタイプです。
運転手さんとたくさん会話していると、タクシー業界の悩みや事情を耳にすることも。
過去には2000~3000円程度の会計のときに、1万円札で支払いをして「あちゃー、お釣りあったかな?」と運転手さんを困らせてしまったことがあります。
運転手さんは仕事中は連続でお客さんを乗せることもあり、お釣りを持ち合わせていないこともあるようです。それからはなるべくタクシーに乗る前に細かいお金を用意するようにしています。
タクシー乗車
その日、タクシーに乗車した私ですが、よく喋る気のいい運転手さんのタクシーに当たりました!
タクシーで走る30分ほどの時間、ずっと運転手さんと会話が盛り上がっていました。
いざ、タクシーを降りるとき、財布に細かいお金がないことに気がつきます。以前の経験を考慮すると「1万円札で支払うのはどうだろうか?」と思いました。
そのため「カードで支払えますか?」と尋ねたのですが……。
意外なタクシー事情
運転手さんは「あらら~! 本当は嬉しくないんだけど、仕方ないよ!」と言ったのです!
移動中に仲良くなったからこそ、素直な態度で話してくれたのだと思いますが、私は嬉しくない事情が気になりました。
そこで「カードだと何か都合が悪いんですか?」と尋ねてみることに。
「カードで支払われると手数料が発生するんだけど、実はタクシーでのカード手数料は運転手の自腹になるんだよ!」
私はそんな事情があったのか! と驚き、1万円札での支払いに切り替えました。
まとめ
タクシーでは乗っている側が知らない事情がたくさんあるようです。
絶対に1万円札やカード支払いがNGというわけではありませんし、タクシー会社にもよるかもしれませんが、乗車側も運転手さんも気持ちよく過ごすためには、乗車側が少し気を遣ってもいいのかもしれませんね。
【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。