これは筆者の友人A子が体験した話です。A子の夫Bさんには、ちょっと変わったこだわりがありました。それは「絶対に自分で何でも修理する」というもの。しかし、Bさんの技術は未熟で、家の中のものは次々と壊れていく始末。ついには大事な家財まで壊され、A子の我慢は限界に。ある日、A子が決意した行動が、夫の意識を変えるきっかけとなりました。

「なんでも自分で直せる!」夫の自信満々のDIY

Bさんは昔からDIYが趣味で、「家の中の修理は業者を呼ばず、自分でやるべきだ」という考えを持っていました。蛇口の水漏れや家具の組み立てはもちろん、エアコンの修理や壁の塗り直しまで、すべてBさんが手掛けるのです。
しかし、残念ながらBさんの技術は未熟で、直したはずのものが次々と故障していく事態に。A子は夫の努力を認めつつも、その結果にイライラが募っていきました。

大事な家具が壊れた日、A子の怒りが爆発

ある日、BさんはついにA子が大事にしていた祖母の形見の食器棚を修理しようと手をつけました。しかし、結果は惨憺たるもので、食器棚は元に戻らず、むしろさらにひどい状態に。これまでなんとか耐えてきたA子の怒りがこの瞬間爆発。「いい加減にして! 修理が必要なものはプロに頼んでよ!」と強く言い放ちました。