結婚した途端『嫁は我が家の一員ですから』とばかりに異常な距離感で関わってくる姑がいるそうです。
迷惑なことこのうえないですが、どう伝えるかも難しいですよね......。
今回はそんな一癖ある姑のまさかの行動に驚いた、筆者の友人のエピソードをどうぞ。

厄介な姑

私は数年前に結婚しました。
夫も舅も義妹も優しく思いやりにあふれた素敵な人たちなのですが、姑だけは別。

「結婚したならA子さんはもうK林家の人間ですよ」
「そちらの実家にはあまり帰らないように」

今どき時代錯誤な考えを押しつけてくるのです。

それだけならまだしも、週末アポなしで我が家に来ては冷蔵庫を勝手に開けたり、洗面所やお風呂をチェックしたりして言いたい放題。

「野菜少ないわね、息子に栄養のあるもの食べさせている?」
「髪の毛1本も落としたままではダメよ」
「嫁としてしっかりしなさい」

夫たちがそのたびに注意してくれるものの、威張る姑の存在が厄介で仕方ありませんでした。

里帰り

そんなあるとき、私の妊娠が発覚!

辛いつわりを乗り越え、無事に娘が産まれました。

『疲れた体を癒すためにも実家に帰りたい』と思った私。

もちろん夫も賛成してくれて、1か月ほど里帰りしようと家を出発する前夜、姑が我が家に。

そこでとんでもないものを渡してきたのです!

お金!?

「あちらにお世話になるのだからこれくらい渡しておかないと」

そう言って私に持たせてきたのはお金!

「A子さんシャキッとしなさいね」
「ご迷惑をかけないようにね」

そう姑から言われてさすがにウンザリした私。

「実家に帰るのにお義母さんからお金をもらう必要ないので」
と言って姑のポケットにお金を突っ込み、無理やり家から追い返しました。

その後

それから姑は『酷い嫁だ』と文句を言っていたようですが、夫はもちろん舅や義妹も姑の行動に大激怒!

しっかり叱られたはずなのに未だに自分の行動を反省していないようなので、その一件以降は姑が急に来ても居留守を使い、娘にもできるだけ会わせないようにしています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。