そう思うと少しの外出でも身だしなみが気になりますよね。
今回は、気を抜いていったコンビニでママ友の衝撃の事実を知ったという、筆者の友人A子から聞いたお話をご紹介します。
身だしなみ
私は5歳と3歳の息子を育てています。
朝から夜まで元気いっぱいでふと目を離すと喧嘩が始まっている息子たちの育児に奮闘中。
育児に家事に仕事にと自分の時間すらまともにとれないハードな日々を送っています。
そんななか『少しでも手抜きしたい』とも思うのですが、息子たちが通う保育園への送迎こそ、フルメイクで身だしなみを整えてから行っていました。
素敵なママ友
というのも、今年度から子ども同士が同じクラスになって仲良くなったママ友のB美に幻滅されたくないから。
B美は会社を経営しながら3人のお子さんを1人で育てているオールマイティーママ。
いつもきれいな服に身を包みバッチリメイクもしているのです。
B美は『身だしなみを磨くことで内面も磨かれる』という考えの持ち主。
「心の揺らぎは身だしなみに表れる」
「外見をバッチリ決めると勇気や力が湧いてくるのよ」
私なんて比にならないくらい多忙な生活を送っているはずのB美ですが、お子さんたちはいつも幸せそうな笑みを浮かべていて。
B美自身もとても魅力にあふれた素敵な人だったので、みんなの憧れの的でした。
そんなB美を尊敬しているからこそ、それまですっぴんで送迎に行くこともあった私も身だしなみに気をつけるようになっていたのです。
コンビニ
ある雨の降る休日の朝『どうしてもあのパンが食べたい』と息子にせがまれ近所のコンビニに行くことに。
『まだ朝早いしメイクも面倒だなあ』と家着のままノーメイクで向かった私に悲劇が!
「え、B美さん!?」
なんと、家が離れているはずのB美とばったり遭遇したのです!
『適当すぎる恰好にゲンナリされるかも』と焦っていると……。
一安心
「A子さん、もしかしてすっぴん?」
「とってもお肌きれいね!」
「私もコンビニだから気を抜いちゃった♪」
そう言ってマスクを取ったB美もすっぴん!
よく見たら、服装もいつもと違ってラフな格好だったのです。
「私いつも『身だしなみは完璧に』なんて、上から目線に聞こえてなかったかしら?」
「毎日大変だもの、気を抜けるときもないとだめよね♪」
どうやら園への送迎で、はじめにバッチリ決めた服装で行っていたら周りから【身だしなみが完璧なママ】と捉えられ、自分もそうしなくちゃと多少無理していたというのです。
いつも完璧なママ友の親近感あふれる裏の顔を知ってほんわかしました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。