メイク大好きな娘
Aさんは5才の娘を育てるママ。娘は小さな頃からメイクが好きで、Aさんがメイクする様子をじっと見ていたり、メイク道具を触りたがったりしていました。
「こんなに小さいのに女の子なんだなあ」
Aさんは娘がメイクに興味があるのに感心し、大きくなったら一緒におしゃれが楽しめそうとウキウキしていました。
あまりにもメイクに興味を示すので、5才の誕生日に子ども用のメイクセットを買ってあげると娘は大喜び。毎日メイクをして遊んでいました。
娘のメイクの腕前は……?
娘は鏡を見ながら自分のメイク道具でメイクをします。子ども用とはいってもメイク好きの娘が納得する本格的なもので、パフで顔をはたく娘の様子はすっかり大人のようで笑ってしまいます。
ただし5才の手つきはまだまだたどたどしく、メイク完了した娘の顔はいろいろなものがはみ出し、お世辞にもメイクが上手だとは言えません。それでも満足げな娘を見ているだけでAさんは嬉しいのでした。
ママ、メイクしてあげる!
娘は自分のメイクが完了すると、「ママ、メイクしてあげる!」とAさんにメイクをしたがることが増えました。Aさんは娘の要求に付き合い、娘のメイクの練習台になってあげます。
娘からメイクをしてもらっていると、メイクをしている娘のキラキラした顔が間近で見られAさんはほっこりした気持ちになれるのでした。
そんな日々を過ごしていたある日、インターホンが鳴り宅配便が届きました。Aさんが荷物を受け取ると配達員さんがなぜか微妙な顔をしています。
「いったいどうしたんだろう……?」と思ったAさんでしたが、玄関を閉めてからあることに気づいてしまったのです。
恥ずかしい! これからは気をつけます
玄関の姿見に映ったAさんは、娘のメイクの練習台になったままの顔でした。「今日はもう出かけないから」と娘にメイクされたままの姿でいたところに、宅配便が来たためそのままの顔で対応してしまっていたのです。
はみ出たリップに紫の濃すぎるチーク! この顔で応対したから配達員は微妙な顔をしていたのでしょう。「恥ずかしすぎる!」と赤面したAさん。
今後も娘のメイク熱は冷めそうにないので、同じことを繰り返さないように十分に注意していかなければと気を引き締めているそうです。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。