シングルマザーの私、気になる人ができました
Aさんは離婚して3年、5才の息子を育てるシングルマザーです。離婚してから今まで必死で生活してきたAさんでしたが、最近職場に気になる人ができました。
久しぶりの恋のようなものにAさんは浮かれてしまいますが、シングルマザーという立場を考えると簡単にアプローチもできません。
職場で気になる人と話すだけで満足していたAさんでしたが、相手のことを日に日に素敵だなあと思う気持ちが増していったのでした。
聞いて! 女子会開催
恋心が高まったAさんは話を聞いてもらいたくなり、学生時代からの友人EとKの2人を呼び出しました。
「最近、職場に気になる人がいるんだよね〜」
自分の気持ちを聞いてもらい、学生時代のように楽しい恋バナをしようとしていたAさんでしたが返ってきた反応は意外なものでした。
E「え! シングルマザーは恋愛しちゃダメでしょ! 子どものこと一番に考えなきゃダメだよ!」
ショック! シングルマザーは恋しちゃダメなの?
Aさんは自分の恋心を友人のEに否定されたことがショックで、泣き出したいくらいの気持ちになり呆然としてしまいました。
「気になる人ができて浮かれていたけど、客観的に見るといけないことだったんだな……」
そう思っていたAさんを、もう1人の友人Kの言葉が救ってくれました。
K「シングルマザーだって恋してもいいでしょ、人間だもん。Aが恋にうつつ抜かして育児放棄するようなタイプだと思う?」
Kの一言にAさんは救われ、Eも「それもそうだね。否定してごめんね」と言ってくれました。
背中を押されて
その後、女子会は盛り上がり、2人の友人はAさんの恋を応援してくれました。女子会で背中を押されたこともあって、後日ついにAさんは気になる人を食事に誘うことができたのです。
そして2人は距離を縮め、交際を開始しました。EとKもAさんの交際報告を喜んでくれ、これからも応援すると言ってくれました。
彼氏と息子の関係も良好で、恋と育児の両立もできているとAさんは感じています。何より恋愛が日々に与えてくれる活力は大きく、これまで以上に育児も仕事も頑張れているのだそうです。
恋する力はどんな時も素晴らしいものなのですね。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。