本屋で働いている友人のF。あり得ないクレームを言ってくるお客に対して、まさかの対応で返したアルバイト店員の思わず笑ってしまった話です。

あり得ないクレーム客

友人のFはショッピングモール内の大型本屋で働いています。ある時アルバイトの男子学生がレジに入っていると、ものすごい勢いでレジに向かってやって来るお客さんがいました。

何事かと思って近くで見ていたF。アルバイトの男子学生と客のやり取りを見守っていると、先日ここの本屋で購入して読んだ小説が全然面白くなくて、内容が酷かったとクレームをつけてきたのです。

その客は、小説の細かい設定や内容に至るまでを、そのアルバイトに文句を言っては、つまらなかったことをアピールしてきました。

当たり前ですが、小説の内容に対して本屋にクレームを言われてもどうしようもありません。

小説が面白くなくて返品!?

そして、読んだ小説の文句を散々言ったあとに、あまりにも面白くなくて残念だったので小説を返品したいと言ってきたのです。

「えっ!? 一度読んだ本がつまらなかったから返品?」Fは自分の耳を疑いましたが、その客は購入時のレシートまで出してきて、真剣に返品を依頼してきました。

落丁や乱丁などの不備があれば別ですが、そういったものはありません。
汚れ防止のための透明フィルムの包装も剥がされ、一度読んだ本ということであれば、中古扱いなので返品はできないのが店のルールです。
アルバイトの男子学生も、そういった理由での返品はできないときちんと伝えていました。

当然の対応に安心していると、Fはまたしても自分の耳を疑うことに。