虐待やネグレクトで命を落とした子どもたちの報道を目にすると、とても心が痛みますよね。それは大人だけでなく、子どもたちにとっても同じこと。今回は筆者の先輩ママの娘ちゃんが、同級生の男の子の家庭環境の異変に気づいたエピソードをご紹介します。

体臭がきつく不潔な同級生Kくん

当時小学校5年生だった娘Uちゃん。

クラスには同級生の女子たちに特に嫌われていたKくんという男の子がいました。

彼はとても体臭がきつく、服装もキレイとは言えません。

女子たちからも「隣の席になったらマジで最悪〜!」と言われ避けられていました。

なので、席替えでUちゃんが彼の隣になった時は、とても落ち込んでいました。

劣悪な家庭環境で育っていた

授業での交流の時間を通して、Uちゃんは彼が優しくて良い子だと気づきます。

仲良くなったある日、Uちゃんは「なんでいつも同じ服着てるの?」と聞いてみました。

すると彼は、困ったように「お母さんが洗濯してくれないから」と小さな声で教えてくれました。

びっくりしたUちゃんは「えっ? お母さん仕事忙しいんだ」と言うと、Kくんは「彼氏のところに住んでて、あんまり帰ってこない」と家庭の事情を話してくれたのです。