抗がん剤の副作用には、種類によって全身の『毛』が抜けてしまう症状があります。筆者も乳がんの治療で使用した抗がん剤で全身の『毛』がなくなってしまいました。脱毛したヘアスタイルを隠すのに効果的だった方法をご紹介しましょう。

誰?

ウィッグがイマイチだったため、次に私は帽子にチャレンジしてみました。
帽子も脱毛後の頭皮を保護する、専用のキャスケットを購入したのですが、深く帽子を被ると誰だかわからないのです。

それでもウィッグほどの違和感はなく、夫や息子も「こっちの方が自然だよ。」と言うので、帽子で隠すことに。
結局、複数の帽子を購入して、TPOに合わせて被ることに落ち着きました。

時には

ウィッグは抗がん剤後の脱毛専用の物だったので、非常に高価でした。
しかし、全く出番がなく、今もほとんど帽子を被っている状態です。

夫には「これだったらウィッグいらなかったよね。」と苦笑いされる始末。
ただ、冠婚葬祭などは帽子を被れないため、ウィッグを着けるようにしています。

きっと似合うウィッグがあるのでしょうが、最近は少しずつ髪の毛が復活しているので、ベリーショートに落ち着くくらいまでは帽子で隠し通そうと思っています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。