赤ちゃんの誕生は、パパやママだけではなく周囲の人たちにも幸せを与えるものです。しかし、赤ちゃんが可愛いあまりに新米ママを困らせる行動をしては元も子もありませんよね。今回は友人のA子が出産した直後の義両親とのエピソードを聞かせてくれました。

初孫フィーバーの義両親

これは私が第1子を出産し、2ヶ月ほどたった頃の出来事です。
新生児と呼ばれる期間は乗り越えたものの、まだまだ育児は分からないことだらけで、赤ちゃんとの生活にも慣れることができずにいました。

そんな中、さらに負担をかけてきたのが義両親の【初孫フィーバー】でした。

良かれと思ってくれていても……

「可愛い孫の顔が見たいの!」「A子さんも、家にこもってばかりじゃ気が滅入るでしょ。みんなで遠出しましょう!」と、何かと一緒に出掛けようとしてくれる義両親ですが、そのわりには授乳やオムツ替えのことは一切考えてくれません。

赤ちゃんのスケジュールや生活リズムはそっちのけで、勝手に日程や出発時間を決めてしまいます。

こっちのリズムも考えて!

「赤ちゃん連れなのに、そんな遠くまで?」「もう少し家でゆっくりさせてほしい……」と私は内心うんざりしていましたが、子どものことを可愛く思ってくれる義両親の気持ちに報いたいという思いもあり、精一杯付き合っているつもりでした。

しかし、育児をしているとどうしても予定外のことが起こりがちで、申し訳ないと思いつつも時間に遅れてしまうこともあります。
もちろんそのたびに謝罪しましたが、義両親からは労わりの言葉などは一切なく、「約束の時間は守らないと」「そうやってママが時間にルーズだと、赤ちゃんのリズムも整わないわよ」という無神経な言葉が!

夫の一言で救われた

そんな義両親に、ついに夫が怒りを爆発!
「もう、誘ってくれなくてもいい。自分たちだけで行ってくれ」と、キッパリ告げてくれたのです。義両親は不満そうでしたが、夫に「遠出したくなったら俺たちだけで行くから、もう放っておいてほしい」とまで言われ、さすがに引き下がってくれました。

まとめ

始まったばかりの子どもとの生活、慣れない育児に奮闘する日々の中で、「子どもと自分のペースで過ごしたい」「家族水入らずの時間がほしい」と思うのは当然のことではないでしょうか。
義両親の気持ちも分かりますが、もう少しこちらの事情も考えてほしかったな……と思います。

皆さんは産後、義両親とのお付き合いに悩んだ経験がありますか?

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。