人間関係の複雑さに悩むことがある一方で「こんなに気が合う人っているの!?」と感じるほど、心を許せる人に出会うこともあるでしょう。今回は筆者が出会った、気の合いすぎる友人との長年にわたる素敵なエピソードを紹介します。
出会い
20歳のころに入社した会社は女性ばかりの職場でした。たくさんの同性の同僚とともに仕事をしていたのですが、今回お話するのはそこで出会った8歳年上の同僚Aさんとの出来事です。
20歳のころの私からすると28歳のAさんはかなり大人のお姉さんだったのですが、初めて会ったときから年齢差を忘れてしまうほど気が合い、意気投合しました。
それからお互いにその職場は辞めてしまったのですが、現在もAさんとの仲は続いており、旅行に出かけたり、ランチやディナーに行ったり、お出かけしたりしています。
偶然の一致
Aさんとは「こんなに気を遣わなくても価値観がピッタリな人は初めて!」とよく話しており、お互いに誰よりも気兼ねなく過ごせる友人だと思っています。
ある日、私は長く5年勤めていた正社員の仕事を退職することに決めました。退職については誰にも相談せず自分1人で決断したのでAさんも知りません。
数日後、Aさんと食事しているときに「実はいまの職場を辞めることにしたの。」と報告したのですが、Aさんは驚いた表情で「嘘でしょ! 私も今日退職の話を済ませてきたの!」と、同じタイミングで人生の岐路に立っていたことを話してくれました。
このときは「2人そろって同じことで悩んでたんだね~。」と笑いあうだけだったのですが……。