まさかのリバイバルヒット
それからしばらく時が経ち、信じられないことが起こります。なんとA子にダサいとバカにされたバッグが「もう一度使いたいブランド品」として雑誌に取り上げられ、リバイバルヒットしたのです。
これを機にそのバッグは売り切れが続き、入手困難になりました。まさか昔買ったバッグが、この時代に再び脚光を浴びることになるなんて……私はとても驚きました。
羨ましがる友人がとった行動
その直後のことでした。A子からこんなLINEが届いたのです。
「ねーねー。同窓会で持ってたバッグまだ持ってる? 貸してほしいんだけど」
えっと、あなたはそのバッグを散々バカにしていましたよね? 私は開いた口が塞がりませんでした。そしてメッセージは続きます。
「正直○○(私)にあのバッグは似合わない。特別に私が他のバッグと交換してあげてもいいよ」
私は本当にいい加減にしてほしいと思いました。どれだけお高く止まっているのでしょうか? 私はすぐに「無理です」と返信。その後もたくさん連絡が来るので、思い切ってLINEをブロックしました。
A子は流行を追うことに必死で、自分の価値観を持ち合わせていないように思えました。悪気はないのかもしれませんし、流行を追いかけるのも悪いことではありませんが、彼女のような女性は常に最新を求め、他人と自分を比較し続けていくことでしょう。私はとても疲れる生き方だなと感じました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。