私が元職場で出会った女性Sは、何かと私に対して恋愛関連のマウントを取ってきました。
「面倒だから、距離を置こう」と決めて、自分の婚活に専念するようにしていましたが、その後、思いがけぬ展開に巻き込まれてしまいます。
今回は、婚活にまつわる筆者の実体験を紹介させて頂きますね!

ほそぼそと婚活

職場を辞めてSと離れた後も、私は結婚相談所で地道に相手探しを行いました。
その結果、とある男性と真剣交際に発展し、ようやく恋人と呼べる存在をゲットします。
それについて、Sと繋がっていたSNS等で大っぴらに発表することはせず、私はごく親しい友人向けに行っているSNSにて、恋人とのデートの記録などを時たま更新しました。

「Sに自慢してるって思われたくないし、これがきっとベストだよね」
そう思って敢えてSには、恋人が出来たと連絡しないでいたのですが、後日、予想外の出来事が起こってしまいます。

何故かキレられる事態に

そんなある日、Sから急にLINEが届きました。
驚いたことに彼女からのLINEには、私がプライベート内輪向けに行っていたSNSのスクショ画像が貼られているではありませんか。

「よく、私のプライベートアカウントを見つけ出したな」と思ってビックリしていると、Sから次いでこのような内容のLINEが送られてきます。
「酷い! 友達だと思っていたのに! 私より先にちゃっかり彼氏を作ってたなんて! 京子にでさえ彼氏が出来るなら、私だって結婚相談所に登録すればすぐに彼氏が出来るに決まってる! だけど京子は私には美味しい思いをさせたくないから、黙ってたんだ!」

S曰く、私がSと繋がっているSNSにあまり顔を出さなくなったので「おかしい」と思い、自力で画像検索などを用いて、私のプライベートアカウントを見つけ出したそうです。
私としては、恋人を欲しがっていたSに自慢しているような印象を与えたくがない為に、敢えて恋人のことを言わずにいたのですが、Sは「自分を裏切った」と完全に思い込んでいました。

そしてこれを機に、完全にSとの縁は切れることとなったのです。
ですが、彼女との別れを「寂しい」と感じるよりは「良かったのかも」という爽快感が勝るのが正直なところなのでした。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。