好意を寄せていた人からの突然の連絡に、心躍ったことはありませんか。昔気になっていた人からの久しぶりの連絡に、ノコノコ出かけていったらとんでもない目に遭った……。そんな体験を友人が聞かせてくれました。
恋心が試される瞬間! 予想外の再会に私は
そして待ち合わせのお店につくと、髪を切った彼の姿が。昔はアフロヘアーのような髪型だったのに、短くなっていて、なかなか様になっていました。見慣れない姿に私は戸惑いつつも、「久しぶりだねー!」と話しながら席へ着くと、そこには見知らぬ男性が。
「この人、おれの師匠なんだ」と話をされ、よくわからないまま「師匠」の話を聞いていました。「普通の人は働き蜂のように一生懸命働いても、わずかな報酬しか得られない。でも、このビジネスなら君は女王蜂になれる」、みたいな話を延々とされました。
「師匠」の隣に座る彼は特に何も言わず、ただただ頷いて話を聞いています。私も初めは状況が掴めず、戸惑いました。でも落ち着いて聞いているうちに、これがマルチ商法の勧誘だと気付き、血の気が引きました。そして、私の淡い恋心は一気に冷めました。
悪気はなかったのかもしれませんが、私の好意を利用してマルチの勧誘なんて、言語道断! なんとか誘いを断り、彼とはそれから音信不通で、今何をしているかも不明です。
【体験者:30代・会社員、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。