今回もそんな非常識な友人と距離を置いたという、筆者の友人から聞いたエピソードをご紹介します。
おおざっぱな友人
これは最近疎遠になってしまった、友人A子のドン引き行動についてのお話です。
A子の性格を一言で表すと、よく言えば大らかな性格で、悪く言うとおおざっぱ。
「今日も寝坊したからノーメイクで来ちゃった」
「待たせてごめん、SNS見ていたら待ち合わせの時間だったの」
A子はピンチなときこそ、その場しのぎでどうにかしようとするため、後々トラブルになることも何度もありました。
そんなA子に呆れることもありましたが、一緒にいる時間は楽しかったのでたまに遊んでいた私。
でもあるとき、さすがに笑い飛ばせないほどドン引きした事件が……。
遅刻
「ごめん、遅れちゃった!」
「もう電車行っちゃったよね?」
遊園地に遊びに行く約束をしていた日、30分遅刻したA子のせいで電車に乗り遅れてしまった私たち。
『遅くなっちゃうけど次の電車を待つか』とため息交じりでいると……。
タクシー
「ねえねえ、あのタクシーに乗っちゃおうよ!」
そうA子が指をさしたのは【予約車】との表示が出ていたタクシー。
『あれはダメだよ』という私の制止も聞かずにタクシーのもとへ。
「山田様ですか?」
と運転手から聞かれて、
「はい、そうです♪」
と答えたA子。
そう、勝手に誰かが予約していたタクシーに乗ろうとしていたのです!
それだけでもありえないのに、A子は小声で私にさらに衝撃的な台詞を……。
非常識!
「このタクシー、アプリで予約してクレジットカード決済使えるものだよ」
「無賃乗車できるよ、ラッキーだね♪」
なんと予約した人にタクシー代まで払わせようとしていたのです!
令和になって、アプリでタクシーを予約し支払いもできるサービスが増えてきました。
でも、まさか便利なサービスを悪用するとは……。
この一連の言動に、さすがにドン引きした私。
「彼女、予約した人ではありません」
と運転手に伝えて無理やりA子を引っ張り、タクシーから離れさせました。
「あのまま乗ればよかったのに~」
と愚痴るA子に『人としてありえないから』『さすがに非常識だよ』と一喝してその場を後にしました。
急いでいたのはわかりますが、さすがにあり得ませんよね。それからはA子と連絡もとっていません。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。