結婚してから老いるまで、一生「幸せ」が続くとは限りません。ある日突然、交通事故や病気で若くして配偶者と死別してしまうこともあるかもしれません。残された家族は悲しみのどん底に突き落とされたようで生きていくのが精いっぱいな中、悪気があるのかないのか、人から心無い言葉をかけられることもあるようです。今回は私の友人A子から聞いた、ママ友から思わぬ一言をかけられた話を紹介します。
ママ友からの心無い言葉の数々に……
しかも、そのママ友は追い打ちをかけるように「早く良い人見つけなよ~!」と言ってきたのです。A子は心の底から「もうほっといてくれ!」「このママとは一生会いたくない!」と思いました。
きっと、A子には夫と死別した人にしか分からない言葉では言い表せない感情があるのだと思います。死別から何年も経過していたとしても、残された家族が平気かどうかなどはその人にしか分かりません。スーパーで会ったママ友はA子のことを勇気づけようと、敢えて今まで通りの口調で話しかけてくれたのかもしれませんが、デリカシーに欠けていたかもしれませんね。相手が負担に思わないような優しい声かけをしたいものです。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。