子どもが通う幼稚園で、自己中心的なモンスター親に悩まされたら大変ですよね。筆者の友人N子も、周囲を見下すママ友に限界を感じ、他の親たちと協力して解決に立ち向かいました。今回は、N子が幼稚園で体験した、モンスター親を追放するまでのエピソードをお届けします。

幼稚園の自慢ママ友に辟易

N子の子どもが通う幼稚園には、常に自分の子を持ち上げ、他の子どもや親を見下すママ友Hさんがいました。Hさんは、毎日のように「うちの子は他の子とは違う」と自慢し、周囲の親たちを辟易させていました。

さらに、幼稚園のイベントでも自分の子を目立たせようと、他の子どもたちを脇役にしようとする発言や行動が増えていきました。例えば、運動会や発表会などでは、Hさんの子どもを主役にするように提案し、他の子どもが脇に追いやられるような状況が度々起こっていたのです。

これ以上は許せない!

そのようなHさんの行動に、N子も最初は我慢していましたが、他の親たちと話すうちに「もうこれ以上は許せない」と感じるようになりました。Hさんの行動は明らかに度を超えており、周囲の人々を不快にさせるだけでなく、子どもたちの健全な成長にも悪影響を与えると考えたN子たちは、幼稚園側にこの問題を報告することを決意しました。

幼稚園の先生たちも、Hさんの問題行動を重く受け止め、Hさんに対して「他の親や子どもたちとの関係をもっと考えてほしい」と注意を促しました。

自慢ママ友、逆上!

しかし、Hさんはこの指摘に納得するどころか逆上し、幼稚園内で他の親たちに嫌がらせの噂を広めたり、自分の子どもがいかに優れているかを再び主張するようになりました。その結果、幼稚園全体が不穏な空気に包まれ、事態はますます悪化していきました。

最終的に、幼稚園はHさんの行動を看過できなくなり、Hさん親子は幼稚園から強制的に除名されることになりました。Hさんが去ったことで、幼稚園にはようやく平穏が戻り、N子や他の親たちも「やっと日常が戻った」と胸をなでおろしました。自分の子どもが可愛いのはわかりますが、他の人を下げていい理由にはなりませんよね。モンスター親とも呼ばれる自己中心的な行動は、最終的に自分たちの居場所を失う結果を招くということを、N子たちは身をもって体験したのです。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。