かけっこ・遊戯・親子競技など運動会は子どもにとっても親にとっても一大イベントですよね。しかしながら、周囲への配慮が一切感じられない困った振る舞いをする人もいるようで……。私の友人A子が息子の運動会で遭遇した、非常識な振る舞いをする母親と祖母の話を紹介します。

ルール違反を先生に報告

A子は息子の演技が始まってからでは遅いと思い、急いで女性たちの問題行動を先生に報告することに。先生はすぐさま状況を把握し、椅子や日傘の使用について注意してくれました。しかしあろうことか祖母が「足が悪いのに椅子に座るなってことかしら?」となんと先生に反論する始末……。

先生から注意されて……席を移動

A子はルール違反を平気で行う姿を見て、「ありえない!」と思いました。しかし、先生はひるまず「先日お配りしたパンフレットにも日傘や椅子は使用禁止と書いてあったはずです。どうしても椅子が必要ということであれば一番後ろに回っていただけますか?」と淡々と言ってくれました。椅子や日傘は絶対にはずせないものだったらしく、後ろの方へ渋々移動していく母親と祖母。

またしてもルール違反……

いよいよ運動会が始まり、競技スタート! するとなんと、日傘を持った先ほどの母親と祖母は、観覧禁止のエリアにある小高い遊具の上にわざわざ登って競技を見始めたのです。足が悪いので椅子に座りたいと言っていたのに、遊具には登れるんだ、と女性たちのあまりに非常識な振る舞いに、A子は心底ドン引き……。 周りのほかの保護者からも、白い目で見られていました。いくら自分の子どもを見たいからといっても、ああはなりたくないと思ったA子でした。

たくさんの子どもたちの前で、平気でルール違反な行動をするのはやめてもらいたいものです。子どもたちに示しがつきませんし、同じ大人として恥ずかしいですね。しかしなにより、ルールを破った本人たちが恥ずかしいと思っていないことが、一番こわいと感じました。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。