婚活イベントで40代女性が年齢詐称&食い逃げ! ヒールを脱ぎ捨て、肉を両手に逃走する彼女は、意地汚いシンデレラ!? イベントスタッフの知人A子は、ネタの宝庫です。

年齢詐称で、無銭飲食

私の友人、A子(30代)はイベントスタッフとして働いています。
彼女の担当する婚活イベントは、32歳までの女性なら参加料が無料。カジュアルな会なので、身分証確認まではせず、自己申告を信用して受付します。

これに目をつけたのが、常連女性客のB子。彼女の見た目は、どう甘く見積もっても40代なのですが、30歳だと言い張って、5回も無料参加しているのです。

それだけでなく、B子からのアプローチがしつこくて怖いと、男性客からクレームが上がることもしばしば。また、会場内のビュッフェをガツガツと食べ尽くしまうので、さすがにA子たちスタッフ間でも要注意人物として共有され、次に見かけたら声をかけることになっていました。

32歳です! と言い張り、、、

次のイベントにもやはり現れたB子。
「32歳です!」と、強引に受付を突破すると、一目散にビュッフェコーナーへ向かいます。

一心不乱に肉を頬張るB子に、A子と、男性スタッフのC男は声をかけました。
「おそれいりますが、念のため身分証を見せていただけませんか」

ヒールを脱ぎ捨て、骨付きチキン両手に爆走!

すると、なんとB子は、肉を持ったまま会場から逃走!
思いもよらないできごとに、一瞬呆然としてしまったものの、A子とC男もすぐさま彼女を追いかけました。

走りにくかったのか、彼女はヒールを脱ぎ捨て、通行人を蹴散らしながら物凄い速さで逃げていきます。
それなのに肉だけは決して離さず、骨付きチキン両手に爆走。

「まるで年齢詐称のシンデレラだわ。目当ては王子様と肉、どっちなんだか……」
そんなB子を追いかけながら、A子は少し面白くなってしまったそうです。

そうこうしているうちに、事態に気づいた男性客数名も加勢してくれ、やっとの思いでB子を捕まえることができました。

警察からの厳重注意

身分証を確認すると、B子の年齢は45歳であることがわかりました。15歳もサバを読んでいたとは、驚きですね。

常習的であることと、逃げようとしたことから悪質な食い逃げだと判断したA子たちは110番。警察に厳重注意をしてもらい、B子に今までの参加料を全額支払わせました。

被害届までは出さなかったそうですが、無銭飲食は詐欺罪にあたり、窃盗罪とは違って罰金では許されないのだとか。
もちろんB子は出入り禁止になったのですが、これに懲りて、他の会でも同じことを繰り返さないようにしてほしいですね。

【体験者:30代・女性フリーランス、回答時期:2024年7月】

※窃盗・詐欺は犯罪行為です

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。