軽蔑していた母と同じ、買い物依存症になってしまった友人のM子。そんな彼女を救ってくれたのは、20年間絶縁していた母でした。もう一度向き合うことにした、親子のエピソードです。
自己破産した母との絶縁
M子(40代)の母、S美(60代)は、20年前に自己破産した過去があります。
当時のS美は、物を買うことに異様に固執していました。毎月カード上限まで買い物をしては、他から借金をしてリボ払いに充てる生活。
ついにどこからもお金が借りられなくなり、カードが止まってしまったS美は、M子にお金を無心するようになりました。
片親で育ち、我慢することも多かったM子は、母を想う気持ちもありながら、身勝手なS美を軽蔑していました。
しかし親を見捨てるわけにはいきません。
結局、いつかの結婚資金として貯めていた大切な貯金を全て使い、S美の借金を清算。
その代わり、二度とお金の面倒はみないと宣言し、母と縁を切ったのです。