今回は、小学校教諭の友人から聞いた【学校の先生と保護者のトラブル】をご紹介します。クレームの多い保護者が自宅までやってきて、「一触即発の事態!?」と思いきや……。意外すぎる事実が発覚!!
教師として勤務する小学校で、”モンペ”と噂されるママを持つ子の担任になった
私は小学校で働く教師です。私自身にも保育園に通う双子の娘がいますが、会社員の夫は長期の単身赴任中。そのため自分の母親に同居してもらい、家事育児を手伝ってもらいながら日々生活しています。
以前、私が担任をしている学級に、Aというクレーマーで有名な保護者(母親)がいました。
例えば、Aの子供が体調が悪そうだったために保健室に連れて行った教師が「先生が昼間保健室で寝かせたから、その晩は夜更かしして体調が悪化した」と苦情を入れられたり、突然連絡もなく「給食費を払っているのに給食がしょぼい。材料費の明細を出せ」と自ら学校に乗り込んできたり。
そんなことが何十回と続いていたので、教師たちの間でAは「要注意人物」として認識されていたのです。
ある年、私はその子のクラスの担任を受け持つことになりました。覚悟はしていましたが、予想通り「担任の指導が悪いから部屋の片付けができるようにならない」「担任の授業が下手だから成績が伸びない」と連日クレームの嵐。
何度も心が折れそうになりましたが、その度に支えてくれたのは、自宅にいる母でした。
母は以前、高校の教師をしていた経験があり、私の気持ちを汲み取りながら話を聞いてくれたのです。そんな母のおかげで、辛くてもなんとか踏ん張れていました。
しかし、心休まる場所であるはずの自宅で、ある日事件が起こったのです。