義実家でのランチ中、ダイエットに励む義妹がSの食事に口出し。Sもヘルシーな料理を注文しろと迫ります。しかし義妹の娘Mの一言でまさかの展開に。
義妹のダイエットの行方は……?
救世主、現る!
すると、ずっと黙っていたF絵の6歳になる娘Mが、ぽつり。
「ママ、もうやめて。Mがもらったお菓子も【ママが食べたくなるでしょ!】って取り上げちゃう。ママずっとイライラしてる。楽しくない」
さらに追い打ちをかけるように
「ママ、自分が食べられないから美味しそうなもの見たくないんでしょ?」
これに慌てたF絵は「違うわよ! 私は健康のために……」
「いい加減にしなさい!」舅の厳しい声が響きました。
「ダイエットなんかでMのお菓子に文句をつけ、今度はSさんの食事まで口出しするのか!」
F絵は消え入りそうな声で「そんなつもりじゃ」とうつむきます。
健康のためにダイエットも大切かもしれないけど
すると、Sが明るい声で話し始めました。
「確かに私も健康維持やダイエットには興味があるかも。でも、バランス良く楽しく食べる方がいいな!」
「F絵さんも結果を出そうと一生懸命なんだよね。そんなにいつも頑張っているんだし、たまには好きな物だって食べてもいいんじゃない? もしよければ唐揚げ一個シェアしよ、ね?」
そう笑うSに、F絵は小さくうなづき「ごめん、なんか意地になっちゃって」と謝罪。
F絵は娘の顔を覗き込み
「ママ、ちょっと焦ってたね。こんなママでごめんね。」
「今のママが大好きだよ!」と笑うMに、F絵も照れ笑い。
結局、SとMの言葉で落ち着いたF絵は、唐揚げ定食を頼むことに。
無理なダイエットは禁物。もしするならストレスなく続けられるのが一番です!
【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:N.tamayura
長年勤めたブラック企業を退職し、書くことを仕事にするために転職した駆け出しライター。在職中に人間関係の脆さを感じた経験から、同世代に向けて生き方のヒントになるような情報を発信すべく、日々リサーチを続けている。