筆者の親戚女性Mは、31歳の可愛らしく優しい女性です。
こんな素晴らしい女性Mを妻に持ちながら、あろうことか彼女の夫はMのクレジットカードを無断使用しました。
一体Mの夫は、何の目的で彼女のクレジットカードを勝手に使ってしまったのでしょうか?
その理由と呆れずにいられない言い訳を、今回はご紹介致しましょう!

クレカの明細を見て驚愕

「え? な、何コレ!?」
私の親戚女性Mは、クレジットカードの明細を見て思わず目を丸くしました。
全く身に覚えのない、スポーツジムの登録料金請求の項目が明細に記されていたのです。

自分のクレジットカードを持ち出せるのは、一緒に暮らしている夫しかいません。
Mが夫にこのことを追求すると、案の定、夫は「そうだよ。俺が使った!」とバツの悪そうな顔をしながら罪を認めました。

夫の言い訳に唖然

「どうして私のクレジットカードを、勝手に使ったの!?」
信頼していたパートナーに裏切られてショックを受けたMは、目に涙を浮かべながら、夫を更に追求します。
しかし夫は、まるで自分が被害者であるかのような口調で、このように弁解し始めるではありませんか!

「だってMだって、交際当時の痩せていた俺に戻って欲しいって、この前、言っていたじゃないか! その為に、俺はジム通いして、頑張って痩せようとしたんだよ! でも俺のクレジットカードが上限金額いっぱいだったから、Mのカードを一時的に借りたんだ」

まるでこちらが悪いかのような言い分にMは呆れてしまいました。
自分の為を思ってダイエットしようと思う心がけ自体は嬉しいですが、だからと言って人のクレジットカードを無断使用して良い理由にはなりません。

失われた信頼

「確かに、私の言い方も悪かったし、あなたが私の為に痩せたいと思ってくれたのも嬉しい。でもね、黙って私のクレジットカードを使われてしまったのは、やっぱりショック。ならまずは一言、相談して欲しかった」
Mは夫に正直な気持ちを伝えました。

しかし夫は一向に「俺は悪くない!」と主張するので「このままでは、いけない」と思ったMは、悩んだ末に最終的に夫との離婚を決めたのです。
M自身「私の言葉が夫にプレッシャーを与えてしまったかも」との反省もありますが、夫もまた自身の行動の重大性に気付かないのは問題です。
このままだと、今後また同じようなことが起こるかもしれません。お互いを思っているからこそ「超えてはならないライン」があると痛感させられたエピソードでした。

【体験者:30代・独身女性、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。