小学生にもなるとスポーツ系の習い事を始める子も多いですよね。サッカーや野球など昔から人気のあるスポーツであれば、パパも経験者である可能性も。今回は初めて息子のサッカーの試合を見に来たパパが取った、とある行動に唖然としたという知人の話を紹介します。

サッカーの練習試合

A子の息子はサッカーを習っています。先日、久しぶりに練習試合があったのですが、初めて子どもの試合を見に来るパパがいました。

試合が始まると、そのパパの息子はベンチスタートでした。すると、自分の息子が試合に出ていないことが気に食わなかったのか、パパが人目もはばからずとんでもない行動に出たのです……。

小学生に野次を飛ばす保護者

子どもたちは子どもたちなりにコミュニケーションを取りながら一生懸命やっているにもかかわらず、だれかがちょっとしたミスをすると、「なにやってんだよ!」「ちゃんと練習したのかよ!」さらには「下手くそ」などと外野から野次を飛ばしはじめたのです。

A子の息子は試合に出ていたのですが、知らないパパの大きな声にビビってしまっているようでした。A子や周りにいたほかの保護者たちも「ちょっとさすがに言いすぎ」、「やめてほしい」と思いつつも、パパに声をかけることは出来ずにいました。

ついにコーチから注意を受ける

どう見てもチームを鼓舞するために敢えて厳しい言葉をかけているようにも思えず……。サッカーのコーチ陣も同じように思っているようでした。

さすがに相手チームにも迷惑になると思ったのか、パパは試合が始まって早々にコーチから注意を受けてしまいました。

パパ、ふてくされる……

コーチから注意を受けたパパは、「はいはい」と軽くうなずき、ふてくされたような態度に……。まるで子どものような態度に周りの保護者からは白い目で見られていました。

チームを応援するわけでもなく、野次を飛ばすくらいならサッカーを見に来ないで欲しいと思ったA子でした。

自分の子どもが試合に出ていなくて悔しかったのかもしれませんが、ベンチにいたパパの息子はさぞかし恥ずかしく、悲しかったことでしょう。一番の被害者は野次を飛ばしていたパパの息子かもしれませんね。厳しい言葉もときには必要かもしれませんが、ミスをしてしまったときには子どもたちがうまく気持ちを切り替えられるような言葉やポジティブになれるような言葉をかけてあげたいものですね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。